2024 09/19 ふだんの授業
栗をつかった製品が続々登場してきています
秋の味覚の代表格「栗」をつかった製品を、お菓子屋さんでよく目にするようになってきましたね。和菓子科でもさまざまなお菓子が登場してきています。
昨日の夜間部 和菓子専科1年生でつくっていたのは、一つひとつ竹皮に包んで蒸していく栗蒸し羊羹「竹皮小栗」です。よく目にする棹上の栗蒸し羊羹よりも手間はかかりますが、その分見た目の商品価値をグッとあげてくれますよね。
応用を学んでいく夜間部 和菓子専科2年生では、生栗を加工するところから取り組んでいました!
その土地の名産品を加工して、さまざまなお菓子を展開している和菓子屋さんも多いですよね。だからこそ餡づくりと同様に、お菓子づくりに必要な第一ステップとして、こうやって素材から加工していくことも、学生のうちに知っておいてもらいたいと考えています。
今回は栗の収穫量2位を誇る熊本県産の栗を取り寄せ、鬼皮と呼ばれる栗の表面の硬い皮と内側の薄い渋皮を、専用の道具やナイフをつかって一つひとつ丁寧に、手元には十分に気をつけながら慎重に作業していました。
昨日の実習では、シンプルでありながら栗のおいしさがダイレクトに味わえる「栗きんとん」と、今後の授業でさまざまなお菓子に使用していけるよう蜜漬けに加工するところまで行なっていきました。
栗に限ったことではありませんが、こうして素材から加工していくと、生産者の方々がいてくれるからこそ、お菓子をつくることができるという事実も改めて実感しますよね。