2024 09/20 ふだんの授業
少しずつレベルアップを図っていっています
昼間部 洋菓子本科1年生では、さまざまなお菓子のベースとなる生地づくりをしっかりと学んでいっています。
先日の実習でつくっていたのは、イーストをつかってつくるパート・ルヴェのジャンルから「ババ・オ・ロム」と、ロール生地のアレンジでハチミツを加えた配合の「ルレ・オ・フロマージュ」です。
最近はクロワッサンやデニッシュまで扱うパティスリーも増えていますよね。パンのようにイーストの働きを利用した発酵生地の製品も、今回のババやサヴァラン、クグロフ、ブリオッシュなど、いろんなものがあるんですよ。
パート・ルヴェは一般的なパンよりも卵やバターが多く入り、水分も水ではなく牛乳を使うことが多い生地ですが、生きたイーストの働きを活用していくので温度や湿度の管理が大きく影響してきます。
ロールケーキもパティスリーによって多種多様。今回はクリームにもひと工夫してクリームチーズとレモン果汁を加えているので、生クリームだけの時とは違い混ぜ合わせる際もさらなる注意が必要なんです。さまざまな配合を学びつつ、基本動作をくり返し練習していく機会としても、先生たちが意図的に少しずつレベルアップを図っていっているんですよ。
毎日のようにお菓子をつくっていますが、出来上がってきた製品からも自分たちが着実にレベルアップしてきているのを実感できるのではないかと思います。たくさんの方々に喜んでもらえるような、おいしいお菓子をつくれるようになるために、しっかりと愛情も込めてつくっていってくださいね!