先日の昼間部 和菓子本科1年生の実習でつくっていたのは、お茶を練り込んだ生地で胡麻餡を包んで、平鍋と呼ばれる熱した平らな銅板の上で焼き上げていく「茶通」です。

この平鍋には温度計がついていません。火加減は職人の感覚で調整していきます。火が強すぎると焼き色だけがついてしまい、側面の乾きが悪くベトついた仕上がりになってしまいますし、逆に火が弱すぎると生地が乾きすぎて食感が悪くなってしまうので注意が必要です。

どら焼きやきんつばなど、さまざまなバリエーションの製品をつくっていく中で、感覚を研ぎ澄まし、この平鍋の扱い方をしっかりと身につけていきます。