2024 04/04 ふだんの授業
和菓子の命「餡づくり」について学ぶところから
昼間部 和菓子本科1年生では、和菓子の基礎であり、命といっても過言ではない「餡づくり」から入っていきます。
餡づくりは、これから和菓子について学んでいく上で、欠かすことのできない、もっとも大切な内容です。今日は豆を一晩水に漬けて吸水させてから煮ていく水漬け方法と、水洗いしてすぐに煮ていく即煮方法を、比較しながら進めていました。
原料となる豆の種類や良し悪しの見分け方、豆の煮方、水晒し、脱水、餡の練り上げ方など、一つひとつの工程を確認しながら、まずは実際に少量の餡を手でつくっていきます。
豆を煮ていく際の火加減やタイミング、どれだけ水に晒すか、脱水するか、本当にちょっとした違いで、餡として出来上がった時に大きな違いが出てきます。人によって好みも変わってきますので、これが一番というものや絶対にこれが良いという答えはありません。
作業を進めていく中で必要になってくる布巾やサワリ、ヘラなど道具の種類やそれぞれの扱い方も、当然しっかりと身につけていかなければなりません。
覚えてもらわなければならないことが、本当にたくさんあります。まだまだ真新しい真っ白な白衣に身を包んだばかりの1年生、焦らず一つひとつじっくりと取り組んでいきますよ。