2022 12/15 ふだんの授業
限られた時間の中でも、多くの経験を積み重ねていく
夜間部 和菓子専科2年生では、和菓子の基本から応用まで幅広いジャンルの製品づくりを経験してもらっています。
先日の実習でつくっていたのは、古くからあるインスタントスイーツ「懐中しるこ」と、フランボワーズや洋ナシ、マスカットなどのさまざまなフレーバーが楽しめる「琥珀糖」です。
懐中しるこは、餅米からつくった香ばしい麩焼き皮の中に、乾燥させてさらさらの粉末状にした餡などを包んでいきます。懐に入れて便利に携帯できることから、懐中という言葉がついています。食べるときに器に割り入れてお湯を入れるだけで、あったかい本格的なお汁粉が出来上がる優れモノなんですよ!
いずれの製品も、和菓子屋さんが必ずつくるというものではないかもしれません。でも、和菓子の中でも幅広いジャンルを経験しておくことが、将来的に知識・技術の引き出し、アイデアを増やしていくことにつながっていきます。
限られた時間の中でも、多くの経験を積み重ねていくことで、和菓子職人としての厚みを増していきましょう!