2023 07/26
登録無形文化財記念イベント「知る・見る・作る、親子で楽しむ和菓子教室」
昨年11月に「菓銘をもつ生菓子」が登録無形文化財になったことを記念して、昨日7/25(火)には東京製菓学校を会場に、全国和菓子協会主催のイベント「知る・見る・作る、親子で楽しむ和菓子教室」が開催されました。
今回は小学5年生から中学3年生のお子さまとその保護者を対象として、たくさんの応募の中から選ばれた親子100組/200名の方々が参加してくださいました。
まずは、なぜ「菓銘をもつ生菓子」が登録無形文化財となったのか、その背景や日本人の生活文化の中で育まれ親しまれてきた和菓子の文化について、全国和菓子協会 専務理事 藪 光生 先生がわかりやすく解説してくださいました。
また、選・和菓子職 優秀和菓子職にも認定されている 本校和菓子科 森﨑 宏 先生と鹿島 青夏 先生による、季節の生菓子とはさみ菊の実演も行ないました。
出来上がった製品は見たことがあっても、それがどのようにつくられているのか、その工程は見たことのないという方がほとんどかもしれませんよね。先生たちの手の中から一つひとつの製品が出来上がるたびに、大きな歓声が上がっていました。
そして、見ていただいた後は実践!今回は和菓子科の学生たちと一緒に、牡丹、朝露、ひまわりの練切実習にチャレンジしていただきました。
包餡やかたちづくっていく工程は難しく、慣れない作業ということもあり、苦戦している方が多かったようですが、つくり上げた際にはそれぞれに達成感も感じてもらえたようです。
日本を代表する食文化のひとつでありながらも、どこかハードルが高いと感じられることの多い和菓子ですが、こういった機会を通じて、小さなうちから身近に感じてもらい、より気軽に季節ごとのお菓子を楽しんでもらえたらと思います。