今年も本校卒業生たちのネットワーク「校友会」本部主催の特別技術講習会を開催しました!
校友会では、毎年この時期に洋菓子・和菓子・パンの各業界で活躍されている方々に講師を依頼して、本校卒業生だけが参加できる技術講習会を校内で行なっています。
今回も今春に卒業したばかりの卒業生や自店を経営されているような大先輩まで、幅広い年代の卒業生が全国から駆けつけてくれました。海外からこの日のためだけに来日してくれた卒業生もいました!
洋菓子コースを担当してくださったのは、エキリーブルにてスーシェフを務めている 高橋 萌 先生です。パティスリータダシヤナギやリリエンベルグを経て渡仏、帰国後インターコンチネンタル東京ベイにて師匠 徳永シェフに師事。その後徳永シェフの自店エキリーブルではスーシェフとして活躍されています。
昨年行われた洋菓子の世界大会クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2023では日本代表として出場し、見事世界一の座に輝いた今もっとも注目を集めるパティシエールの講習ということもあり、年代問わず多くの卒業生が参加されていました。
和菓子コースは、株式会社もりしん 代表取締役 森 信由紀 先生にお越しいただきました。森 先生は、日本菓業振興会 副会長も務めるかたわら、千葉県和菓子技能士会 副会長、千葉県菓子工業組合 理事なども兼任。千葉県の卓越した技術者表彰(千葉県の名工)、千葉市優秀技能者表彰、千葉市食品衛生功労者市長賞など多数の受賞歴も持つ和菓子技術者です。
アレンジできる配合のレシピなので、ぜひ自分自身の菓子に変化していってもらえたらと、普段店頭に並べている製品の中から今回は「乳化」をテーマに選んだものを、どうしてこの材料をつかうのかといった、プロセスについても非常にわかりやすく解説を加えながら提供してくださいました。
パンコースは本校卒業生でもある、株式会社フィロゾフ 代表取締役社長 榎本 哲 先生(第1部パン本科1998年卒)が担当してくださいました。パティスリーペルティエやフォートナム&メイソン、ドミニク・サブロンの統括シェフを経て、その後は俺のベーカリー&カフェなど新規店舗事業にも携わり、2017年からは神楽坂にてパン・デ・フィロゾフをオープンさせ、連日行列が絶えない人気店として多くのパン通を唸らすこだわりのパンづくりを展開されています。
普段あまり他でも講習会等は担当されない 榎本 先生の講習とあって、今回のパンコースは受付開始時から申し込みが殺到!まさに 榎本 先生のパンづくりに対する哲学が垣間見える貴重な時間となりました。
プロの世界は生涯勉強!お客さまに愛されるお菓子やパンをつくり続けていくためには、常に柔軟に情報収集や勉強が欠かせません。各コースともに、一つでも多くのことを得ようと終始積極的に講師の先生方への質問も相次ぎ、非常に活気のある講習会となっていました。
本校の趣旨にご賛同いただき、講師を務めてくださいました先生方、お忙しい中を本当にありがとうございました!