昼間部が夏休みに入ったばかりの先週7/16(火)から18(木)までの3日間、希望者のみの参加となりますが、昼間部 洋菓子本科・和菓子本科・パン本科の2年生の学生たちが北海道・十勝への研修旅行に行ってきました。
全国の約66%の小麦が北海道で生産されており、そのうち約41%が十勝で生産されています。北海道南東部に位置する十勝エリアは、全国の1/4を占める生産量を誇る、国内最大の小麦生産地なんです。
今回のテーマはズバリ「食べることの源を知る」。製菓・製パン業界にとって、小麦はなくてはならない代表的な材料の一つです。小麦や豆を扱う農場や乳製品工場、酪農を行なう牧場などを実際に訪ねて、その生産・加工・流通の状況を見て、生産者の声を聞き、触れて感じる、体験型セミナーとして希望制の研修旅行を実施しました。
企画していただいた十勝麦人チェーン協議会のみなさまをはじめ、さまざまな場面でご協力いただきました多くの方々のおかげで、学生たちに良い経験をさせてあげることができました。
そして何よりも、この研修を通してたくさんの十勝の人々と出会うことができました。自分たちの目で農場・牧場・工場を見て、そこで出会った人々の話を聞いて、自分たちの手で触り、その土地の物を食べて、それぞれにさまざまなことを感じる。その経験すべてが学生たちにとって、今後の大きな糧になることと思います。
普段当たり前のようにつかっている材料が、一次産業である生産者の方々の手によっていかにしてつくられているのかを知ることは、プロの技術者を目指す者としてプラスになることばかりです。生産者の方々の苦労やものづくりに込められた想いを、それぞれが再認識した様子でした。
製菓製パン業に携わる者として、より一層、生産者に対する感謝の気持ち、材料を大切にしたいという気持ちが、大きく膨らんだことでしょう。
生産者、加工者、消費者すべての人と人が、チェーンのように繋がって「食」があるということに改めて気付いてくれたことと思います。
行く先々で熱心に対応いただきました関係各所のみなさま、本当にありがとうございました!