開催日時:2023年08月29日 ~ 2023年08月29日 13:00 ~ 16:40
今日は平日ではありますが、体験入学・オープンキャンパスです!夏休み期間中最後の開催とあって、各コースともにたくさんの方々が参加してくださいました。
8月後半の和菓子コースは、なめらか食感が大人気の「わらび餅」と、夏を象徴のようなお花「ひまわり」が登場です。今回の「わらび餅」は、なんと希少価値の高い本わらび粉100%を使用!蕨の根からとれるホンモノのわらび粉で、わらび餅を練り上げていただきました。
わらび粉は、元々はそれほど高価な材料ではなかったのですが、日本料理にも使われたり、蕨自体が少なくなってきていることもあり、今は和菓子屋さんで使いたくてもなかなか使えないような高価な材料となっています。
でも学校では、ホンモノをつかってホンモノの味を知ることも大切な勉強のため、こういった希少価値の高い材料を使用してのお菓子づくりも行なっているんですよ。
練るという工程は、和菓子づくりにおいてはとても多い作業です。ヘラを動かし、熱の入り方など状態の変化をしっかりと確認しながら、練り上げていきます。
さまざまな情報を得やすくなった現在では、本やネットでレシピを見ればではつくり方を知ることはできるかもしれません。でも、なぜこのようにしてヘラを動かす必要があるのか。練る前にどうして一度漉していくのか、どうして一度蒸す工程を入れているのか、蒸す前に蒸し器で布巾を空蒸ししておくのはなぜか、といった、一つひとつの細かな点については書いてありませんよね。
お菓子づくりの工程には、それぞれちゃんとした理由があるんです。本校の授業では、ただ単においしいお菓子のつくり方を教えるだけではなく、理論に基づいた一つひとつの理由についても触れてながら、お菓子をつくっていきます。
東京製菓学校の体験入学・オープンキャンパスは、おいしいだけじゃなく、勉強にもなる体験実習なんです!洋菓子コースもパンコースでも、ぜひたくさんのことを感じ取っていただけていたらと思います。
次回は9/10(日)から秋のメニューをご用意しています。2学期もはじまり何かと忙しい時期かと思いますが、ぜひ予定を合わせて参加してみてくださいね。