2025 07/08 ふだんの授業
長崎カステラを焼き上げていました!
今日の昼間部 和菓子本科2年生がつくっていたのは、誰もが知っているあのお菓子「長崎カステラ」です!自分用にはもちろん、お土産としてもとっても喜ばれるお菓子のひとつですよね。
その歴史はとっても古く、日本で独自に発展した和菓子です。室町時代末期にスペインやポルトガルから長崎に伝えられた南蛮菓子がもとになっていますが、長い歴史の中で独自の改良が重ねられていき、元々のオリジナルのものとはかたちも味わいも異なる、今のカステラになっていったと言われています。
シンプルな配合のお菓子なんですが、何事もシンプルなものほど難しいものです。スポンジケーキとは全く異なり、膨張剤などは一切使っておらず、卵を混ぜるときの力の入れ方やタイミング、粉との割合、焼いている間に行なう泡切りと呼ばれる気泡の抜き方、色付けやガス抜きなど、さまざまなテクニックを駆使して焼き上げていきます。
思わずうっとりとしてしまうくらい、ふんわりとしたこの状態に焼き上げるまでには、実にさまざまな工程があり、最後まで気を抜くことができないお菓子なんですよ。