2024 07/08 ふだんの授業
ヨーロッパ各国の伝統菓子も積極的に取り入れています
フランスやドイツ、スイス、オーストリアなど陸続きのヨーロッパ各地には、古くから伝わる伝統的な郷土菓子が数多く存在します。昼間部 洋菓子本科2年では、それらヨーロッパ各国の伝統菓子の実習も数多く積極的に取り入れています。
今回はオーストリア・ウィーンの老舗ホテルの名物チョコレートケーキ「ザッハトルテ」、ドイツ南西部に伝わるさくらんぼのケーキ「シュヴァルツベルダーキルシュトルテ」、アーモンド生地でチョコレートとバニラの2層のムースをサンドしたフランスの伝統菓子「サンマルク」などをつくっていました!
ヨーロッパの伝統菓子には、現在のパティスリーの礎とも言えるさまざまな要素がふんだんに盛り込まれています。実際、これらを伝統菓子をアレンジして、日本独自のテイストに進化させたお菓子もたくさんありますよね。
例えば、今回の「シュヴァルツベルダーキルシュトルテ」はチョコレートのスポンジにさくらんぼですが、日本生まれのショートケーキの仕上げとほぼ同じ、デコレーションに関してはここからアレンジしたのではないかといわれています。
その土地ならではの歴史的背景や製法を知り、実際につくって味わう経験を蓄積していけるのも専門学校ならではといえます。近い将来、パティシエ&パティシエールとして活躍していく上で、必ずプラスとなるはずです。