2023 04/18 ふだんの授業
まずは基本のシュークリームから
共立て・別立てのスポンジ生地やタルトなどのパート・シュクレ、パイなどの折り込み生地など、洋菓子づくりにおいてはさまざまな生地づくりが欠かせません。
今週の昼間部 洋菓子本科1年生たちが取り組んでいるのは、シュー生地製品です。まずは基本のシュークリームから。
シュー生地は、水(一部牛乳など)と油脂を沸騰させた中に小麦粉を加えて火にかけ、充分に練り上げて卵を加えてつくっていきます。この生地を絞って焼くと、ふっくらと膨らんで内部に大きな空洞ができ、表面にはいくつか亀裂ができます。
シューはフランス語で、キャベツを意味するんですよ。キャベツのようにボコボコと膨らんで亀裂が入ったその見た目からその名がついたんでしょうね。
正式にはクリームをつめたシューを「シュー・ア・ラ・クレーム」といいます。シューの歴史はとても古く、シュケットやエクレア、パリブレストなど種類も豊富にあるんですよ。
それらのバリエーションを実際につくっていく中で、シュー生地づくりをくり返し練習してしっかりと自分のものにしていきます。
今はまだスピードよりも、一つひとつの工程を確認しながら取り組むことが大切なので、つくる中で感じた疑問や失敗を分析していくことも。できないうちからスピードを求めても、雑な仕事になってしまうだけですよね。
これから何度もつくっていきますので、その中で現場で求められる正確さとスピーディーさを身につけていってもらいます!