2023 04/26 ふだんの授業
たくさんの初体験を積み重ねて、新しい発見をする
昼間部 洋菓子本科2年生の実習では、最近人気が再燃している「カヌレ・ド・ボルドー」や「バウムクーヘン」といった焼き菓子についても学んでいきます。
どちらも通常の焼き菓子よりも手間や時間、特殊な型や設備なども必要になりますが、将来仕事で行なう可能性のある内容については、しっかりとカバーしていきます。
「カヌレ・ド・ボルドー」は、フランス南西部・ボルドー地方の伝統菓子。「カヌレ」とは、この特徴的な溝がついた模様のことで、カヌレに使用していた型にこの縦の溝が入っていることから名前がついたそうです。ワインが有名なボルドーですが、昔はワインの製造工程で多くの卵白を使用していたため、修道院で余った卵黄を使用する目的で考えられたお菓子なんだそうですよ。
一方「バウムクーヘン」は、ドイツ語で「バウム」は「木」、「クーヘン」は「ケーキ」のことを指します。こちらもその名の通り、切った断面はきれいな木の年輪のような模様がありますよね。
こういったお菓子の歴史や意味などについても学んでいきます。お客さまに聞かれたときにちゃんと答えられるようになっておきたいですよね。吸収力の高い学生のうちに、たくさんの初体験を積み重ねて、新しい発見をする。それがパティシエ&パティシエールとしての幅を広げていきます。