2022 02/17 ふだんの授業
飾りパンの作品づくりに取り組んでいます
ヨーロッパのパン屋さんではショーウィンドゥを飾るモチーフとして、さまざまなパンをコラージュしてつくり上げた芸術的な"飾りパン(パン・デコレ)"をディスプレイするお店が少なくありません。
パン科では、毎年この時期に昼間部も夜間部も、1年生も2年生も、この飾りパンに取り組んでいきます。
飾りパン用の生地にはパン酵母を使用せず、小麦粉やライ麦粉、砂糖、塩、油脂、水などを混合して生地をつくります。生地を寝かせたあとに、のばしたり、切ったりして細工を施し、低温でじっくりと焼き上げていきます。接着も小麦粉のりで仕上げるなど、食品以外のものは基本的には使用しません。
これまでに学んだ技術を活かして、自分たちの持つイメージや世界観をカタチにしていきます。手間も時間もかかりますが、一人ひとりの技術向上と創造性をのばしていくことにもつながる大切な授業であると考えています。