2021 09/22 ふだんの授業
あらゆるお菓子をたくさんつくり込む
パティシエに求められるのは、豊富な知識と地道な作業です。本校洋菓子科では、2年間もの時間を費やして、洋菓子の世界にしっかりと向き合うために必要な技術や知識、表現力を磨いていきます。
洋菓子本科1年生の実習では、学生たちの習熟度合いに合わせて、つくる製品や使用する材用など、実習内容を徐々にバージョンアップしていっています。
今回はこーんなにたくさんの製品をつくっていましたよ!
スポンジケーキの原型ともいわれている「長崎カステラ」をはじめ、どっしりときめ細かい生地にドライフルーツたっぷりの「フルーツケーキ」、2層のコントラストが見た目にも美しい「ショコラ・サレ」、グレープフルーツの表皮をそのまま器にして仕上げる「グレープフルーツのゼリー」、プレーンとチョコチップ入りの2パターンの「スコーン」、さらには生クリームにクリームチーズを入れることで扱いやすく、そしておいしく仕上げた「クリームチーズのロールケーキ」、来週のパン科との交換授業でつかう材料の計量も行なっていました。
学生たちも、いきなりできるようになったわけではありません。
この半年の間にしっかりと積み重ねてきたものがあるからこそ、少しずつできるようになってきたんです。あらゆるお菓子をたくさんつくり込み、手と身体に覚えさせることで、確かな実力と自信を育んでいきます。