2021 05/28 ふだんの授業
デリケートなパンづくりに必要なノウハウを体得する
とってもデリケートなパンづくりをしっかりとマスターしていくために、パン科の実習は昼間部も夜間部も「製パン実験」からスタートしています。
製パン実験では食パンを題材にして、小麦粉や酵母、食塩、水といったパンの主原料となる材料の配合や、ホイロ、成形などの時間を変えたり、オーブンの設定を変えたりしながら、パンづくりにベストな条件を探っていきます。
先日の夜間部 パン専科1年生では、食塩の分量を変えてつくった食パンをみんなで検証していました。
食塩の量は焼き上がりのパンの味だけでなく、パン生地の物理性にとても重要な役割を果たしており、グルテンの生成などに大きな影響を与えていきます。
今回は食塩でしたが、毎回テーマを変えてさまざまな条件で食パンをつくり、多くの失敗を重ねることで、その一つひとつの理由を検証しデータをとっていきます。
パン専科1年生では来月いっぱいまでの期間を製パン実験に充てていきます。ベストなパンづくりに必要なノウハウをしっかりと体得していきましょう。