2021 01/29 ふだんの授業
自家製小麦の製粉作業
パン本科では、畑からパンになるまでの一連の流れを学んでいく小麦栽培のカリキュラムを組んでいます。
先日はパン本科2年生たちが、自家製小麦の復習も兼ねて、秋に自分たちで収穫した「ユメカオリ」という品種の国産小麦を製粉していました。
スペイン式石窯などを設置しているパン科の特別教室「石窯の舎」には、製粉機も備え付けてあるんですよ。
この製粉機は、博物館にあってもおかしくないくらい貴重な年代モノなんです。製粉工場にあるような大型の製粉機には敵いませんが、今でもまだまだ現役でしっかりと挽いてくれています。
上の部分に刈り取ってきて十分に乾燥させた小麦を入れ、中央部分にある石臼で少しずつすりつぶして製粉していきます。
製粉まで行なっているパン屋さんはまだそんなにないかもしれませんが、パンにとって小麦はなくてはならない大事な材料。幅広い知識と経験は将来必ず役に立つ日がくるはずです。