2020 12/21 ふだんの授業
クリスマスの定番「シュトーレン」
今月は、洋菓子科はもちろん、パン科、そしてなんと和菓子科でも、クリスマスの定番「シュトーレン」づくりを行なっていました。
最近はシュトーレンをおいているお菓子屋さんやパン屋さんも増えてきて、この時期の定番商品になってきましたよね。
「シュトーレン」はドイツの菓子パンで、もともと新年や収穫祭で祝事の祈りにつくられたものです。ドイツ東部の都市ドレスデンで14世紀頃に誕生しました。
ドイツではクリスマスまでの間に、シュトーレンを薄くスライスして食べるという習慣があります。中に入れたドライフルーツなどの風味が日ごと生地へと移っていくため、今日より明日、明日より明後日というようにクリスマス当日が段々と待ち遠しくなるのだとか。
溶かしたバターをかけた後、グラニュー糖をまぶして、この後さらに粉糖をたっぷりとかけてラッピングまでしていきます。
本校和菓子科特製の和風シュトーレンは、発酵生地にドライフルーツやナッツを練り込み、大納言鹿の子や栗餡など和の素材を組み合わせて、さらにさらにおいしくつくりあげているんですよ。
ドライフルーツやマジパンなどでつくるベーシックなものや、けしの実をつかったモーンシュトーレンといった定番のシュトーレンはもちろん、チョコレートのシュトーレンや和風のものまで、各科それぞれにさまざまなシュトーレンを学んでいます。
先週のパン本科2年生では、自分たちでつくったシュトーレンとパネトーネでラッピングの授業も行なっていました!