2020 12/18 ふだんの授業
アメ細工のテクニックを身につける!
洋菓子科では昼間部も夜間部も、2年生の後半になると約1ヶ月もの時間を費やして「アメ細工」の授業に取り組んでいきます。
アメ細工では、砂糖を煮詰めてアメをつくってから、型をつくってアメを流し固めたり、空気を入れて膨らませたりと、さまざまな技法を駆使してイメージをカタチにすることができます。しかし、パティシエが手掛ける仕事の中でも、とても難易度が高い技術の一つです。
今回洋菓子本科2年Aクラスでは、空気を含ませたアメを引っ張って艶を出して、さまざまなカタチをつくるシュクル・ティレの技法を用いて、基本中の基本でもあるバラの花をつくる練習をしていました。
作業をしている教室内の温度や湿度ももちろん大切ですし、アメ自体の状態もシュクル・ティレをする上で最適な状態かどうか確認しながら、個人個人で作品づくりに取り組んでいきます。
艶もあって、カタチも本物のバラのようですね!
もちろん、いきなり上手にできるようにはなれません。失敗ができるのも学生だからこそ。何がいけなかったのか、疑問に思うことはすぐその場で先生に聞いて解決しながら進めていきます。
最終的には一人で作品として仕上げられるように、しっかりと時間をかけて、何度もトライしていく中で、技術や感覚を身体で覚えていきます。