2020 09/25 ふだんの授業
自家製小麦でのパンづくりがはじまりました!
昨年の種蒔きから始まり、麦踏みを経て、夏前に収穫。じっくりと乾燥させてから製粉して、いよいよパンづくりに使用していきます!
パン本科2年生では、畑からパンになるまでの一連の流れを、年間を通じて学んでいくカリキュラムを組んでいます。
今年は「ユメカオリ」という品種の国産小麦を育ててきました。先日の実技講習に講師として来ていただいた 本杉 先生にもご協力いただき、石窯の舎にある石臼でも製粉した自分たちの小麦粉と、自家培養パン酵母のルヴァン種も使用していきます。
まずは、パン・ド・カンパーニュや食パン、フランスパンといった定番製品に使用していきました。これから菓子パンやクロワッサンなど、さまざまな種類のパンづくりにも活用していきます。
毎年少しずつ微妙にグルテンなどの成分量やが違ったりするため、それがパンにする過程でも、パンにしたときの出来上がりにも影響してきます。学生たちも実際につくっていく中で、材料の違いによる変化を微妙に感じ取っていたようです。
おいしくきれいな製品を目指してパンをつくるのは当たり前。そこからプラスアルファの要素として、他店との差別化を図っていける知識や経験も積んでいくことが大切です。将来的には、材料の違いによる味わいの違いや特長も知った上で、お客さまにおいしいパンの食べ方までもしっかりと提供できるようになっていけるといいですよね。