2020 09/14 ふだんの授業
旬の素材を加工して、お菓子に仕上げる
これからの季節は、お菓子にもよく使用されるさまざまな素材が「旬」を迎えます。お菓子を通して、その時々の旬のおいしさや季節感を感じられるのも、和菓子の魅力の一つですよね。
今回の和菓子本科2年生では、生栗を加工するところから実習で取り組み、茶巾絞りの栗金団をつくっていました。
栗の産地についての基礎知識から、その保存方法、外側の固い鬼皮や渋皮のむき方なども学びつつ、自分たちで甘露煮に加工したものを、これからさまざまなお菓子に使用していきます。
栗の甘露煮はすでに加工されている材料も普段の実習では使用していきますが、自分たちで実際に体験してもらうことで、加工した時の仕上がりや味わいの違いなど、自分の引き出しを増やしていってもらえたらと思います。
茶巾絞りの作業ひとつとっても、実際にやってみると意外と難しいもの。ふきんのまとめ方やしわの入れ具合、成形する際の持ち方など、ちょっとしたポイントがたくさんあるんですよ。
何度もくり返しつくる中で、そのテクニックをしっかりと自分の身体に染み込ませていってくださいね。
製品としてのクオリティはもちろんですが、作業性や生産性も考慮しながら、包装にいたるまでしっかりと取り組んでいました!