全国和菓子協会 主催のイベント「知る・見る・味わう、和菓子を愉しむ集い」が、本日12/21(土)に東京製菓学校を会場に開催されました。
今回はより多くの方々に和菓子を愉しんでいただけるように、午前の部・午後の部の2部制での開催です。なんと1500名を超える応募があったとのことで抽選となってしまいましたが、各回120名、計240名もの方々が東京製菓学校に足を運んでくださいました。
まずは全国和菓子協会 専務理事 藪 光生 先生による和菓子文化の歴史や、和菓子には欠かせない素材である豆類についての解説からはじまり、本校和菓子科 猪子 俊太 先生が練切の製造実演を担当させていただきました。
この小さなお菓子が完成するまでに、本当にたくさんの和菓子職人の技術や想いが詰まっていることを、感じ取ってもらえたのではないかと思います。
そしてさらに今回は、別会場にて本校和菓子科の学生たちが考案した練切の作品展示コンテストも合わせて開催していただきました。お正月や来年の干支「巳」などをテーマにつくった作品を、一般の来場者の方々が選んで投票してくださるということで、投票結果はもちろんですが、今日ここに至るまでの過程も含めてすべてが今後の励みになりますね!
作品だけでなくイベント当日にも参加したい!と声をあげてくれた学生には、練切や黒糖まんじゅう・ミニどら焼きを目の前でつくって提供する和菓子縁日なども担当してもらいました。
普段は人前でつくることがほとんどないため、かなり緊張していた学生もいたようですが、お客さまと共通の好きなものである「和菓子」を介して、コミュニケーションを楽しむこともできたようです。自分のつくったお菓子を喜んでくださる方々の反応を、こんなにそばでダイレクトに感じられるのも貴重な経験ですよね。
各回約2時間の限られた時間ではありましたが、まさに和菓子を知り、見て、味わっていただける、盛り沢山のイベントでした。本日来てくださった皆さまが、これまで以上に、和菓子をより身近に感じてくださっていたら本当に嬉しい限りです。ご参加ありがとうございました!