全国の高校生たちが、和菓子づくり日本一の座を目指してその技を競い合う「全国和菓子甲子園(主催:全国菓子工業組合連合会青年部)」が、今年は場所を東京に移し東京製菓学校を会場に開催されました!
「全国和菓子甲子園」はプロ向けのコンテストではなく、高校生が楽しく和菓子に触れていただき、その素晴らしさを体験していただくことを目的として開催されており、今年で14回目となります。
この和菓子の世界で繰り広げられる、このもう一つの甲子園に、全国菓子研究団体連合会の会長でもある本校の校長 梶山 浩司 先生も、審査委員長として参加させていただいています。
応募総数100組以上の中から、東北北海道・関東甲信越・中部・近畿・中四国・九州のそれぞれ各ブロックごとに選ばれた代表校2校、計12校による実技審査とプレゼンテーションによる決勝戦です。
第14回目を迎えた今年のテーマは「日本のお米」。和菓子の材料として、ご飯やおこわとして、さまざまな活躍をしている「日本のお米」を、高校生ならではの自由な解釈、発想で、お米や米粉をつかった新たな和菓子を創作・表現してくれました。
製品としての完成度や技術力、ネーミング、企画力、そして審査員を目の前に行なわれる緊張のプレゼンテーション、それらすべてが審査の対象となります。地元の食材を活用したり、独自の工夫を凝らした作品はどれも秀逸!
特に今年のプレゼンテーションは、審査員だけでなくライバル校の出場者や高校の先生、保護者の方々も観覧している中で行なわれました。緊張感以上に高校生たちの和菓子に込められたアツい想いが、ひしひしと伝わってくるプレゼンテーションでした。
今大会はほんの少しの差で順位をつけなければならないような、本当に僅差の争いだったようです。今回参加してくださった高校生のみなさんには、今後もこの貴重な経験を糧に、お菓子のある豊かな人生を送っていっていただければと思います。
東京製菓学校では、これからも引き続き、未来の和菓子職人たちのチャレンジを応援していきます!