和菓子づくりに励む全国の高校生たちが、日本一の座を目指してその技を競い合う「全国和菓子甲子園(主催:全国菓子工業組合連合会青年部)」が今年も開催されました!
この和菓子の世界で繰り広げられるもう一つの甲子園に、全国菓子研究団体連合会の会長でもある本校の校長 梶山 浩司 先生も審査委員長として参加させていただきました。
東北・北海道/関東・甲信越/中部/近畿/中・四国/九州の6ブロックから各ブロック2チームずつ、計12チームによる決勝戦が、8/26(金)に大阪・辻製菓専門学校にて開催されました。
第13回目を迎えた今年のテーマは「SDGs」。持続可能な社会をつくる和菓子とは?持続可能な和菓子づくりって?今や生活や仕事の一部でもあるSDGsのテーマに沿って、高校生たちの自由な解釈、発想で、新たな和菓子を創作・表現してくれました。
審査は完成品だけではありません。製品力、表現力、ネーミング、技術力、プレゼンテーションの5項目で審査されます。昨年はリモートでの開催でしたが、今年は高校生たちの和菓子に対する愛情や想いが、直にひしひしと伝わってくる実習風景&プレゼンテーションでした!
審査委員長 梶山 校長の総評「コロナ禍の大変な時期を乗り越えて、この決勝の舞台に臨まれた皆さん、本当にお疲れ様でした。今回は大変難しいテーマだったことと思います。何をどうすればSDGsに関わっていくことが出来るのか、皆さんの作品の中から我々審査員もハッとする部分をいくつも感じとることができました。お菓子のある国は、平和な国であるともいえます。今回の挑戦に際し、お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れずに、これからも共においしいお菓子をつくって世界に発信していきましょう。」
和菓子と聞くと、古くから変わらないというイメージがあるかもしれませんが、実はその逆なんです。常に進化してきたからこそ、今の和菓子の歴史があるんです。東京製菓学校では、引き続きこれからも未来の和菓子職人たちのチャレンジを応援していきます!