学校法人/東京製菓学校(東京都新宿区/学校長 梶山 浩司) 洋菓子課 助教補佐 佐藤 祐子(さとう ゆうこ、千葉県出身)は、2014年3月フランス・パリ近郊ヴィルパントで開催される国際製菓コンクール『ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ 2014』に日本代表として出場します。
製菓コンクールの国際大会で女性講師が出場するのは日本初です!
佐藤 祐子 日本予選で最優秀賞を受賞した作品「花車 Voiture de Fleur」
このコンクールは、パリ国際製パン・菓子見本市「ユーロパン」と製菓材料の総合メーカー・フランスの「DGF 社」の共同開催による、国別対抗の国際製菓コンクールで、16ヶ国からトップレベルのパティシエが参加し腕を競います。
第4回目となる今回は、「ユーロパン 2014」の会場内で2014年3月8日(土)から11日(火)まで4日間に渡り開催されます。
「パティシエール(女性のパティシエ)」に対する評価を高めることを創設の目的の一つとしているこのコンクールでは、各国男女1名ずつのペアチームでの参加が義務付けられています。
技術力、創造性、芸術性だけでなく、味覚に対する高いレベルの感性が求められ、そのレベルの高さ、コンクールの規模は、世界有数のコンクールであると言われています。特徴的なのは、2日間・計20時間で、アメ細工やアントルメ、チョコレートなど、テーマに基づいた7つもの課題作品をその場で完成させること。肉体的にも精神的にも最も過酷な国際製菓コンクールなのです。
[今回の7つの課題]
1.アメ細工のピエス
2.パスティヤージュのピエス
3.ショコラのピエス
4.現代にアレンジされたクラシックタルト
5.アントルメ(異なる香りの2種の詰め物)
6.ボンボンショコラ3種(フルーツガナッシュ1種、プラリネ1種、自由課題1種)
7.冷温(冷たいものと温かいもの)を組み合わせた皿盛りデザート
今回、佐藤 先生とペアを組むのは浦和ロイヤルパインズホテルの山下 貴弘 さん。2人はともに、2012年11月「内海杯技術コンクール」で内海杯(最優秀賞)を手にしており、内海会とDGF社/株式会社アルカンの協力支援のもと派遣されます。
2年に一度開催されているこのコンクールで日本代表は初回より優秀な成績を収めており、2010年、2012年の2大会連続で最高賞である金賞を受賞、今回の第4回大会では3連覇を目指します。
若き日本代表2人の挑戦に、応援よろしくお願いします!!
◆佐藤 祐子 (さとう ゆうこ)
東京製菓学校 洋菓子課 助教補佐
1981年生まれ
[受賞歴]
2005年 内海杯ジュニア技術コンクール 銅賞
2007年 ジャパンケーキショー「大型工芸」 銅賞
2009年 ジャパンケーキショー「味と技のピエスモンテ」 銅賞
2012年 内海杯技術コンクール(女性部門) 内海杯(最優秀賞)