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2011 02/12
「響き」で和菓子を楽しむ 9.中国の故事来歴のあるもの
〔中国に故事来歴のあるもの〕
日本文化である和菓子に、なぜ中国に因んだ名前が付けられるのか想像がつきますか?
実は和菓子が“和菓子”という名前で呼ばれるようになったのは大正末期から昭和始め頃と考えられています。
形も現在のような自然風物を象ったものが完成されたのは江戸時代のことで、和菓子の期限を遡ると“菓子”とはもともと“果物や木の実”を指していたことがわかっています。
これが最も古い菓子の原型です。
また、お米や粟などの穀物に人の手を加えたお餅やお団子が、加工食品としての菓子の原型といえます。
これらに、外国から新たな文化や菓子がもたらされ、様々な変化を遂げて現在私たちの言う“和菓子”の大成へと向かうわけで、和菓子の歴史も調べてみるととても面白そうですね。
日本に最初にやってきた外国菓子が中国のもので、“唐菓子”と呼ばれていました。
日本には仏教や制度なども中国から伝わってきていて、文化や行事、しきたり、食べ物などあらゆる面で中国の影響を多大に受けているのです。
 
      「西王母」…中国の神話に由来する菓子。ある山に三千年に一度花が咲いて実がなるという桃の木があった。それは神仙・西王母のもので、その実を食べることによって万年の長寿を保つとされていた。桃の形をした和菓子にこの名前が使われることがある。

      「粽(ちまき)」…ちまきの起源は楚の国の政治家で詩人でもある屈源(くつげん)の故事。愛国家だったが無実の罪をきせられ、ついに湖に身を投げて死んでしまう。里人がこれを哀れみ、命日に竹筒に米を入れて湖に投げ祭る風習となった。後に米を楝(おうち)の葉で包み、その上を五綵(ござい)の糸で縛るようになった。この供養物がちまきの始まりといわれている。

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