2010 07/01
7月の行事と和菓子
〔7月の行事〕 〔7月の和菓子〕

七夕 7月7日
七夕は皆さんがよく知っている行事だと思いますが、七夕の時に必ず食べる和菓子というのは特にありません。
そのため、和菓子屋さんでは七夕にちなんだお菓子をつくる店とつくらない店とにわかれてきます。
つくる店では、上生菓子で笹や短冊、天の川、織姫や彦星などを表現、名前も情緒ある素敵な名前をつけて七夕を優雅に演出します。
6月から引き続き、葛粉や寒天などを使ったみずみずしいお菓子が主力商品です。
7月はお中元があるので、ゼリーや水羊羹などは贈答用としてもつくられたりします。
でも、やはり夏は売り上げが下がる時期です。
和菓子屋さんは年間行事や季節によって繁忙期が左右されるので、お月見などで忙しくなる秋を前に、少し一休みといった時期ですね。
7月の上生菓子は、朝顔などの植物や、うちわ、ほたるなど夏の風物詩を表現したものなどが登場します。
皆さんもぜひ近くの和菓子屋さんに出かけて、季節を感じて下さいね。
○ 朝の花…夏の代表的な植物といえば朝顔。和菓子の世界ではこの朝顔のことを情緒豊かに「朝の花」と呼ぶこともあります。
