親子対談-2「Wスクールで見つけた充実感」|卒業生の声|製菓・菓子・パティシエの専門学校。お菓子作りやパン作りの専門性を徹底的に深めるカリキュラムを展開。 - 東京製菓学校 -

卒業生紹介『OB/OGの風景』
卒業生たちの“現在地”

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2018 04/30
親子対談-2「Wスクールで見つけた充実感」

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娘|田澤 亜佳音さん(洋菓子専科)
「好きなことをやらせてもらっている、という充実感。大学との両立は大変でしたけど、苦にはなりませんでした。」
上智大学に進みながらも、好きな洋菓子の道に進むため東京製菓学校へ進学。就職先は食材メーカーの研究開発。身につけた技術を活かし、これから夢の仕事に臨む。

父|田澤 清司さん
「好きなこと、自分のやりたいことをやってもらえれば。大学途中からの進学も、勉強したいならウェルカムでした。」



--大学に通いながらのWスクールだとか。
 小さな頃からお菓子が好きで、その手の仕事に就ければって考えていましたが、中高が一貫制の進学校で「全員が大学に進む」という環境。だから高校のときは専門学校を選べなかったというか。親にも「大学に行くべきだ」と言われ、大学進学を決断しました。高校でもやっていて、少しはお菓子につながる部分もあるかなという思いもあり、大学ではフランス語を専攻しましたが、「お菓子の勉強をしたい」気持ちはずっとあって。大学2年のときに就活を気にし始め「金融はどうかな」「営業とかできるかな」と考えましたが、あまり興味が湧かず、考えた末「やっぱり製菓系の専門学校に行こう」と。そこから幾つか学校を調べて、両親に相談したんです。

 いま言ったように高校のとき「パティシエに」みたいな話もちらっとありましたが「それは大学を卒業してからでも遅くない」と。大学2年になって「やっぱり(専門学校に)行きたい」と言い始めて。でも、そもそも専門学校に行くことは何も問題ありませんでしたよ。

 正直「どうやって説得しようか」と思っていたんですけど、意外とあっさり受け入れてくれちゃったというか。

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 父が「子どもの教育には金を使え」という感じでしたから、私も自ずと勉強したいというのならウェルカムですよと。一応、中高と進学校と言われるところに行って、それなりの大学に入れましたが、将来就職する際に「一部上場企業に行かなきゃいけない」「名前が知れている会社に」とか、そうした考えはなかったので。好きなこと、自分のやりたいことをやってもらえればと。ただ、パティシエのような職人の仕事はどれだけ大変か、という話はずいぶんしました。自分の娘ですから信じていますけど、仕事を軽く考えて欲しくはなかったので。

--東京製菓学校を選んだのは?
 時間が限られているので、とにかく実習が多いところがいいと。何校か見たなかで、東京製菓学校は圧倒的に実習が多かった。あとは大学2年生の1年間、東京製菓学校が主催している『スイートキッチンクラブ(SKC)』というお菓子教室に通って、そこで先生と実際にかかわる時間があったことも大きいです。みなさんいい先生で、親身になって教えてくださるので、「こういう環境だったら」と。教室が終わった後、学校スタッフの方に個別相談して、教育方針や入学手続きについての説明、どんな就職先があるかなどをお聞きして、両親に「この学校に行きたい」と話しました。

 娘自身がいろいろ調べて「厳しい学校です」という言い方をしてきた。だから「それはいいところですね」と。学生に来てもらいたくて、耳障りのいいことを言う学校って多いじゃないですか。最近はそっちの方が圧倒的かもしれない。そんななか、「うちは厳しいです」と胸を張って言ってくれる学校なんて、親としては最高ですよ。だって遊びに行くんじゃないんですから。本人がそう言うくらいのところなのであれば「よし、いいでしょう」と。

--実際に入ってみてどうでしたか?
 大学3年の春から通い始めました。最初は大学の授業も週4回程度あったので、忙しい日はバイトも大学も専門学校もあり、なかなか大変でした。でも徐々に慣れたし、何より「好きなことをやらせてもらっている充実感」の方が大きくて、あまり苦にならなかったです。実習では、先生によく叱られました。「なぜこうしているか理解してる?」「どんな作業もおいしいものをつくりたいっていう気持ちでやらないとダメだよ」とか。SKCでもある程度は理論などを教えていただいていたけれど、より深くというか、「一つひとつディテールを考えてつくりなさい」と言われたし、すごく意識するようになったと思います。

 大学3年生の最初の頃は「忙しそうだな」「ちょっときつそうだな」っていう感じはありましたけど、もっと厳しい状況で勉強する人もたくさんいる。親からすると期待も込めて「もっと頑張れるよね」と言っていました。まだまだキャパシティあるでしょと。まあ女の子というのもあるし、あんまり目を吊り上げて学校のことや就活についてキリキリ言うと、家のなかの雰囲気壊れますから(笑)、まあほどほどに。

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--就活はどのよう形で?
娘 大学3年の夏には動き始めていました。決めた会社はお店ではなく、食材メーカーの開発。インターンを受けて、そこで「実際にお菓子とかをつくる部署があるよ」と聞いていて。そこからはとんとん拍子で進みました。大学の友だちには「早くていいね」と(笑)。一般的な大学生の就活は将来の生活のことや働き方など「やりたいことより現実的な面で決める」ことが多いと思いますが、私は確固としたやりたいことがあっての就活だったので「そこが羨ましい」とも言われましたね。

 本格的に就活が始まって「こんなところ行ってみた」とか「こんなところはどうだろう」と話を聞くのは面白かった。正直もっとパティシエ的な仕事を推してくるだろうと思ってましたけど(笑)、結果的に本人が希望していた会社に相思相愛のように決まったので、それはすごくよかったです。

 食品メーカーさんに自分で考えたお菓子やパンを提案する仕事なので、商品化されて、それが実際コンビニとか百貨店とかに並んだらうれしいなと思うし、仕事の成果物として家族にも見せられるので、これからはそれが目標ですね。

--業界をめざすお子さんをお持ちの親御さんに、メッセージを。
 やっぱり「やりたいことをやらせてあげる」のがいいと思います。最終的にどうなるかは誰にもわからないし、実際そういう仕事に就くかもわからないですけれども、やらないで後悔されるより、お金の面とかいろいろ問題はあるとは思うんですれども、どうにかやりくりできるんだったらやりたいことはやらせてあげた方がいいと。お子さんが悩まれていて、親御さんもやらせてあげられるなら協力してあげられたら幸せかな、と思います。



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【取材協力】
Hana Cafe (ハナ カフェ)
市川大野の住宅地にある隠れ家的カフェ。
ランチのほか、夜にはお酒も楽しめます。
千葉県市川市南大野1-43-30
www.facebook.com/Hanacafe.Ono/

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