2025 10/08 ふだんの授業
生栗を加工するところからのお菓子づくり
その土地ならでは特産物を加工して、よりおいしく味わえるお菓子にしていくことも、菓子職人に求められる技術のひとつです。
昼間部 和菓子本科2年生では、実りの秋を代表する素材「栗」を加工するところから取り組んでいました。今回は茨城県に次いで栗の収穫量の多い熊本県産のものを取り寄せて使用していました。もちろん、全国各地の栗の産地やブランド栗についても学んでいました。
今後さまざまなお菓子に使用していくために、鬼皮と渋皮を丁寧に剥いた栗を蜜で煮詰めて甘露煮にしたり、剥きたての栗を栗餡に加工して、茶巾絞りの栗きんとんをつくったりしていました。
栗に限ったことではありませんが、さまざまな素材を生産してくださる方がいてこそ、私たちはお菓子をつくることができます。素材からの加工は手間も時間もかかるため大変ではありますが、その素材を使用できる喜びも感じられる職人になっていってくださいね。