2024 10/10 ふだんの授業
石窯での実習もはじまりました!
昼間部 パン本科1年生でも、少しずつヨーロッパ伝統のハースブレッドの実習がはじまっています。
バゲットやドイツパンなどに代表されるような、ヨーロッパの食事パンのほとんどがこれらハースブレッドにあたります。シンプルな配合で天板にのせずオーブンの焼床で直接焼くので、直焼きパンとも呼ばれるハード系のパンです。
パンに限ったことではありませんが、シンプルだからこそ技術の差が出やすい、難しい分野にもなります。生地の扱い方や触り方など、ほんのちょっとの違いでも、焼き上がった時には大きな差となって出てきます。
だからこそ、これまで少しずつですがパンの難易度を上げていって、ようやく扱えるようになってきたところなんです。今回はパン・ド・カンパーニュやパン・オ・ノアなどの大型のリーンな配合のパンをつくっていました!
さらに教室のオーブンと並行して、校舎内に設置している石窯での実習もはじまりました!郊外のパン屋さんなどで石窯を設置しているところも多いので、一般の方でも目にする機会があるかと思いますが、本校の石窯は薪を燃やして温度調節をするタイプの本格的な業界屈指の設備なんです。
石窯は蓄熱した耐熱レンガから発する波長の長い遠赤外線の効果によって、表面だけでなくパン生地の中心部からも熱が入り、外はカリッと内側はしっとりふんわりとしたパンに仕上げることができ、今回のような直焼きのパンに適した設備なんですよ。
卒業後、どこの現場に出てもすぐに活躍できるように。設備についてもさまざまなものを実際に使用して、たくさんの経験を積んでいってください!