2024 05/22 特別授業
パン大国ドイツの食文化を知る
国内外の現場の第一線で活躍されている方々による実技講習の授業を、本校では主に2年生のカリキュラムで数多く展開しています。
今回、昼間部 パン本科2年生では、静岡・伊豆の国市にて本格的なドイツパンも楽しめる人気の有名店「ベケライ ダンケ」より、本校OBの大先輩でもある 杉山 大一 先生にお越しいただきました。
ドイツはパン大国といわれるくらい、たくさんの種類のパンがあります。小さなものまで合わせると1000種類以上ものパンがあるともいわれているんですよ。その背景には地域性も大いに関係しており、寒冷なドイツ北部では料理に合う酸味の強いパンが好まれたり、小麦の栽培が盛んなドイツ南部では小麦粉がメインのパンがあったりと、バラエティー豊富な種類のパンが存在しています。
今回はミッシュブロートやカイザーゼンメルといった、ドイツ各地の代表的なパンづくりとともに、さまざまなメーカーの材料やサワー種の取り扱い方、オーブンやミキサーといった機械の性能や特徴などについても解説してくださっていました。
ほぼ毎年のようにドイツに出向いて、情報収集を行なうなどプロとして活躍されている今でも常に勉強を欠かさない 杉山 先生。ベンチタイムなど作業の合間の時間には、その際の写真とともにドイツのパン屋さんの仕事の様子や、人気のビオ製品やクリスマスの季節商品など、現地で肌で感じてきた日本とは異なる生活習慣や食文化についても教えてくださっていました。
プロの高い技術と深い知識をこんなに間近で体感できる貴重な機会です。ぜひ多くのことを吸収していってくださいね!