2024 04/12 ふだんの授業
これまで学んできたものを組み合わせた製品づくり
パティシエ&パティシエールとして一定のレベルまで成長していくためには、確かな技術と絶対的な自信が必要不可欠です。
そのため、昼間部 洋菓子本科では2年間かけて、基本的な配合からヨーロッパ各国の伝統的なパティスリー、今のトレンドを取り入れたものなど、将来必ず現場で触れることになるであろう内容を、幅広く取り入れて実習を行なっています。
今の時期は、ショーケースを彩るさまざまな生菓子や、ギフトなどにも用いられる焼き菓子類のアイテムが中心となります。
メレンゲにアーモンドパウダーを混ぜ込んだ焼き菓子ダックワーズをベースにして、フルーツを飾ったタルトのように盛りつけた「ダクワーズ・オ・フリュイ」や、アーモンドとヘーゼルナッツのパウダーを混ぜ込んだビスキュイに、3種類のクリームできれいな層にしたケーキ「ガトー・マルジョレーヌ」、小さなサイズのシューでつくる伝統的なフランス菓子「サントノーレ」などなど・・・
実はこれらの製品は、これまで1年生の時にそれぞれ別々で学んできたものを、一つに組み合わせた、手の込んだものがほとんどなんです。当然ですが、それぞれの要素をしっかりと理解していないと、つくることができませんよね。そこにプラスしてデコレーションも、ひと手間もふた手間も行なう作業が多くなっています。
一つの華やかなスイーツを仕上げられるようになるためには、実にさまざまな内容を理解してつくれるようになっておく必要があるんですね。