パンは今や、お米と並ぶ主食と言っても過言ではないくらい、私たちの生活に密接に根付いた欠かせないものとなっています。
その中で料理の一部としてパンが登場する機会も少なくありませんよね。食べ合わせの相性や、よりパンをおいしく味わうための工夫の一つとして、料理についても詳しく学べる機会を設けています。
先日の昼間部パン本科1年では、レストランを経営するオーガニックレストラン「アーペ」の 島田 信幸 シェフにお越しいただいて、パンに合わせた料理の特別授業を行なっていました。
包丁の研ぎ方や食材の切り方といった基本中の基本から、フードロスやグルテンフリー食材のこと、近年多くなってきているベジタリアンやビーガン対応、レストランでのお客さまのことなどについても触れながら幅広い内容を教えていただきました。
今回は2日間にわたり各日4品ずつ、ベーカリーカフェのような場面で提供されるような料理を中心に、パンのフィリングやソース類、パンに合わせたスープやサラダなどを実習を行なっていただきました。
数あるパンの種類ごとに、その楽しみ方も多種多様です。料理を知ることで、食べ方の提案や新たな焼き込み調理パン、サンドイッチといった製品を考える際にも参考にしていきたいですね。
昼間部 パン本科2年では、さらにもう一歩踏み込んで、フランス食材を活かしたパンと料理の授業も展開しています。
全国各地でプロのパン屋さんに向けても講習を行なっている オリーブ・ドゥ・リュック 代表の リュック ドゥマンジュ 先生にお越しいただきました。
フランス産の食材を存分に活かしたタルティーヌやサンドウィッチなどのアレンジ方法、キッシュなどを通して、パンの食べ方の提案を学生たちに伝えてくださいました。
多様化するパン業界において、他店との差別化という意味でも、これからますますアイデアや発想力が求められていくはずです。学生のうちからさまざまな素材についても触れておくことで、近い将来には個性を演出できるようになっていってください!