昼間部洋菓子本科では、2年間で洋菓子を専門的に学んでいきますが、それ以外にも洋菓子に関わってくる内容については、それぞれの分野ごとにプロフェッショナルの先生方にお越しいただいて、幅広い授業を展開しています。
今月は、黄色に赤いラベルが目印の日東紅茶などを取り扱う三井農林株式会社より、専門の先生方にお越しいただき、紅茶の特別授業も行なっていました。
コーヒー類とともに、紅茶も自分たちが専門としているケーキや焼き菓子とは切っても切れない関係ですよね。基本となるホットやアイスティーの淹れ方、紅茶をつかったアレンジメニュー、さらにはお菓子ごとに合わせた茶葉のセレクトについても触れていました。
紅茶と一言で言っても、使用する茶葉の違いで味わいも香りも変化します。当然、どんなお菓子にはどんな茶葉を合わせるか、そのペアリングも変わってくるんですよ。
お菓子の材料として紅茶を取り入れた製品もたくさんあります。また、専門店でもカフェのようにインストアで提供してくれるお店も増えていますし、テイクアウトのお客さまにも情報提供できるようになれたらいいですよね。
そして何より、お客さまにお菓子をよりおいしく味わってもらうためにも、学生たちには知っておいて欲しい内容ばかりでした。
また、パティシエ&パティシエールに求められる技術が多岐にわたるのも、洋菓子の特長の一つです。その中にはさまざまある素材ごとでいろんなディスプレイのテクニックも存在します。
別の日にはシュガーアートを専門に教室を運営されているシュガークラフトアトリエ美らさ~たぁ代表の 新城 美穂 先生にお越しいただき、そのテクニックを学べる授業も行なっていました。
シュガーアートとしてはもちろんですが、素材の扱いや色の付け方、作品全体のバランスなどは、マジパン細工などの他のデコレーションにも活かしていくことができますよね。
限られた時間ではありましたが、学生それぞれの個性溢れる作品が出来上がっていました!