2023 11/20 特別授業
今年も学生たちが小麦の種蒔きに行ってきました
先週は昼間部 パン本科1年生たちが、神奈川県にある契約農家さんのご協力をいただき、小麦の種蒔きに行ってきました!
近年は国内産小麦の品種改良が進んだこともあり、使用しているパン屋さんも増えていますよね。パンの主原料である小麦については、現場で働く農家の方の生の声に触れ、その厳しさや難しさを知り、種類だけでなくその本質から理解した上で、パンづくりに取り組んでもらえるように、昼間部 パン本科では一年を通じて小麦栽培のカリキュラムを取り入れています。
小麦は寒さに強い植物で、日本では乾燥している冬のうちに種を蒔き、長雨の降り始める初夏に収穫していきます。本校でも例年今くらいの時期に種を蒔き、年明けには麦踏み、春には栄養を取られないように雑草取りを行ない、6月くらいに収穫を迎える流れで進めています。
今回この広大な敷地に種蒔きをしてきたのは「ゆめかおり」という製パンに適した品種です。国産小麦の基礎知識や品種、種蒔き時の注意点などをしっかりとレクチャーしていただいてから、みんなで交代しながら手分けをして行なってきました。
あらかじめ準備しておいていただいた溝に沿って、真っすぐに適量ずつ蒔いていきます。簡単そうに見えるかもしれませんが、慣れないと意外と難しい作業なんですよ。
来年の秋には、ここで育った小麦でパンづくりができるといいですね!