2023 09/05 ふだんの授業
季節のお菓子を通して、基本技術を反復練習していく
まだまだ暑い日が続いていますが、暦の上ではもう秋。昼間部 和菓子本科1年生では、この時期に季節限定でつくられることの多い、栗をたっぷりと贅沢につかった「栗蒸し羊羹」をつくっていました。
お菓子で季節を感じることができるのも、和菓子の魅力のひとつですよね。
栗のおいしさをダイレクトに楽しめるように、通常の練り羊羹のような日持ちはしなくなってしまいますが、砂糖は控えめにして上品な味わいに仕上げていきます。
こういった季節ごとのお菓子をつくっていく中で、さまざまな製品に共通する基本技術についても反復練習していきます。
例えば、包丁を用いて決められたサイズで正確にカットする技術。当然、和菓子職人にはできて当たり前に求められる技術ですが、一つひとつを真っすぐ直角に美しく仕上げていくのは難しいんですよ。