2023 07/21 ふだんの授業
授業で目指していくのは、あくまでもプロのパンづくり
今回の夜間部 パン専科2年生の授業は、よりパン屋さんでの作業に近い状況での実習になってきていました。
リバースシーターをつかって次回の実習で使用するメープルウォールナッツやクロワッサン用の折り込み生地の仕込みから、蓬ブレッドやフルーツブリオッシュ。さらには、石窯の舎にある特殊なオーブン タンドールをつかって焼き上げるナンなど、複数の製品づくりをタイムスケジュールに沿って、同時進行で行なっていました。
パンづくりにおいては、どうしても生地を休ませる時間やオーブンに入っている時間等の手が空いてしまう時間が生じます。その時間を有効活用して、さまざまな作業を組み合わせて効率よく行なっていくのが、パン屋さんでのパンづくりなんです。だからあれだけの数や種類を、予定通りスムーズに提供することができるんです。
つくる量や作業スピードはまだまだ実際のパン屋さんには敵いませんが、今のうちからこういった作業の進め方に慣れておいてもらうために、一年以上の時間をかけて徐々に授業時間内で行なう作業を増やしていっているんです。
こういった経験を積み重ねておかないと、現場に入ったときに戸惑ってしまいますよね。卒業後の進路はみなさんそれぞれかもしれませんが、授業で目指していくのは、あくまでもプロのパンづくり。実力がすべての職人の世界で生き抜くためのチカラを磨いていきましょう!