アレンジの技術とともに和菓子の心も養う｜スクールブログで東京製菓学校のキャンパスライフを感じてください！

先日の昼間部 和菓子本科2年生の実習でつくっていたのは、葛饅頭のアレンジ製品です。

先月4月の体験入学・オープンキャンパスでも、たくさんの方々に桜餡を包んだ葛饅頭「葛桜」をつくっていただきましたが、今回はこの時期ならではの新緑を表現した葛生地で、柚子味噌餡を包み込んだ「緑陰」です。

1年生でも定番の葛饅頭をつくってきましたが、2年生の実習ではこういったさまざまなアレンジ方法も学びつつ、つくる数も増やしていく中で再度基本作業の確認も行なっています。

また、今回は通常では固くなりやすい葛生地を、日持ちをさせるために工夫した配合でつくっているんですよ。主原料である葛も、生産地の異なる2種類のものを使用して、仕上がりの違いを学ぶこともしてもらいました。

技術的なアレンジはもちろんなのですが、こういったお菓子づくりを通して、日本ならではの季節の移ろいや花鳥風月の美しさを感じ取り、和菓子づくりに欠かせない心も同時に養っていってもらえたらと思います。