2022 11/25 ふだんの授業
基本作業を練習しつつ、お菓子を通して季節の移ろいを感じる
先日の昼間部 和菓子本科1年生では、冬の味覚のひとつである「柚子」をつかった蒸し菓子2品をつくっていました。
一つは柚子ジャムと柚子の皮を入れた生地でこし餡を包んだ「柚子饅頭」、そしてもう一つは口溶けのよい浮島生地と抹茶羊羹を合わせた「柚子浮島」です。
12月は冬至に合わせて、柚子をつかったさまざまなお菓子が和菓子屋さんでも登場してきます。最近は海外の方にも[YUZU]は人気の素材なんですよ。
饅頭の生地のかたさ調整、餡玉切りや包餡作業、浮島生地の食感に合うように羊羹を練り上げていく作業、羊羹包丁で正確に角を出すように切り出す作業など、その時期ごとのお菓子づくりを通して、これらの基本作業を反復して練習していきます。
その時期ごとに季節の移ろいを感じることができるのも、和菓子の魅力ですよね。