2022 02/09 ふだんの授業
よりハイレベルなパンづくりへ
昼間部 パン本科1年生の実習では、徐々に応用の授業へと入ってきています。
フランスパンやカンパーニュに代表されるような、シンプルな配合のものが多いハード系のパン生地は、とってもデリケートなんです。パン酵母の働きを最大限活用できるように、パン職人がその知識と経験で環境を整えて導いてあげる必要があります。
その扱い方を誤ったり衝撃を与えてしまったりするとしぼんでしまったり、焼き上がってきたときに全く違う出来になってしまうこともあります。
窯入れの作業も、パン生地にとってなるべく負荷をかけないように、わかりやすく言うと、まるで生まれたての赤ちゃんを扱うときのように、やさしく丁寧にオーブンの中までもっていってあげます。
さまざまなバリエーションをこなす中で、その感覚をしっかりと身につけていってもらえるように、先生方がつくる製品を選んで実習に入れていっているんですよ。
この日はトマトブレッドと、今やポピュラーなつくり方になりつつある、冷蔵・冷凍の技術をつかったパンづくりにも取り組んでいました。
徐々ではありますが、よりハイレベルなパンづくりへ。基本を理解した上で、実際の仕事としてのパンづくりにつながるように学んでいきます。