2022 01/24 ふだんの授業
酵母をつくるところから取り組んでいます
パン科では、マスターするのがもっとも難しいといわれている自家培養酵母を用いたパンづくりも、昼間部・夜間部ともに授業の中で積極的に取り入れています。
今回は昼間部 パン本科1年生が、干しブドウをつかった酵母をつくっていました。
先週から約1週間の期間、ほぼ毎日みんなで交代しながら朝と夕方に撹拌してはpH値を確認して、温度・湿度にも気をつけながら、干しブドウの周りに付着していた酵母菌を育ててきました。
まずは初回ということもあり、一番扱いやすいドライフルーツの干しブドウを使用しましたが、ヨーグルトや小麦粉など、さまざまな素材から酵母はつくることができるんですよ。素材が変われば香りや味わいにも違いがでてきます。それらをパンづくりに活かしていくことで、他にない独自のパンを生み出すことができます。
今週の実習ではこの酵母を使用して、食パンや菓子パン、クロワッサンなど、さまざまなパンを実際につくっていく予定です。
もちろん、市販されている簡易酵母も使用しますし、他にも全粒粉からつくるルヴァン種、ライ麦パンに不可欠なサワー種、あんぱんなどに使用する酒種など、今後もさまざまな酵母を育てるところから取り組んでいきます。