2年間洋菓子を専門的に学んでいく洋菓子本科では、たくさんのお菓子をつくっていく中で、個人のスキルを上げていくことはもちろんですが、実際のパティシエさんたちの仕事のように、まわりと協力し合って効率よく作業を進めていくための訓練を日々の実習を通して行なっていきます。
今日の洋菓子本科2年Dクラスの実習も、Bクラスと教室を移動しての実習で、なかなかのハードスケジュールでした!
グループごとに交代しながらバウムクーヘンを焼く傍ら、フィナンシェをアレンジした焼き菓子、カップもののムースの仕込み、グラサージュでコーティングしたムースケーキのデコレーションなど、複数の製品づくりを同時進行で進めていました。
限られたスペースの中で、次の流れを予測して準備したり、作業をみんなで分担してタイムスケジュールに沿ってつくり上げていきます。
パティスリーでの仕事は、ショーケースに並ぶたくさんのケーキや、ギフト等でも需要の多い焼き菓子類、オーダーを受けてつくる締め切りの決まっているバースディケーキなど、つくるものだけでも本当に多岐にわたりますが、現場によってはそれらのラッピングや接客といった二次的な仕事も必要となってきます。
そこで活躍していくためには、さまざまな作業を並行して行えるだけの経験値やスキル、そしてまわりと連携を図って進めていくコミュニケーション能力も必要なんです。
ホテルのパティスリーやお菓子屋さんなどの現場を経験してきている本校専任の先生たちだからこそ、それらの重要性をとってもわかっているので、みんなの実習の様子を見ながら、効率的な仕事の進め方や作業をしながらの立ち振る舞いといった指導にも熱が入ります!
現場でのお菓子づくりは、たくさんの方々に喜んでもらえる、とってもやりがいのあるお仕事です。
楽しみながらも真剣に、いざその場に立った時にはスムーズに仕事へと入っていけるだけの確固たる自信を、この2年間の中でしっかりと身につけていきましょう!