2021 11/29 ふだんの授業
技術とともに感性やセンスも磨く
先日の夜間部 和菓子専科1年生の実習では、練切の上生菓子「姫菊」をつくっていました。
古くから日本人に愛される菊は、和菓子でもよくつくられるモチーフのひとつです。一言で菊といっても、その表現方法は実にさまざま。今回は和菓子らしい繊細なデザインのものと、菊を抽象的に表現したもの、2つの異なるデザインでつくってもらいました。
仕上げはもちろんですが、餡玉切りや包餡作業、練切餡の仕込みや練り上げた練切餡に着色していく作業にも練習が必要です。
表現豊かな上生菓子を生み出していくためには、鳥や果実、木々など、季節の美しい風物、四季の移ろいにも目を向けていくことも大切なことです。
基本の技術とともに、感性やセンスも磨いていきましょう。