2021 09/14 ふだんの授業
ベーシックなパンづくりを通して、基本を身につける
パン本科1年生の実習も2学期に入り、そろそろ中盤。日本はもちろん、世界中のパンを学びながら基本を学び、徐々に応用の授業へと進んでいきます。
先日の実習では、ドイツ版の菓子パン「ブッタークーヘン」と、パン屋さんでも人気の高いふわっふわの「くるみパン」をつくっていました。
ブッタークーヘンとは、ドイツ語で"バターのお菓子"という名のついているくらい、生地にバターをたっぷりとつかった、とってもリッチなパンです。
ドイツの場合はもっと大きいサイズのパンが主流なんですが、授業では日本に合わせて小さめに。クリームをサンドしてケーキのように仕上げていきます。
ヨーロッパではフランスパンのように硬いくるみパンが多いのですが、日本では少し甘めの生地でやわらかい食感のくるみパンの方が好まれるようです。
今回はよく見かける定番の花型に成形していきました。この生地をカットしていく成形も結構難しいんですよ。カットがずれてしまうと、きれいな花のカタチに浮いてくれません。
パン屋さんではそれぞれに、オリジナリティのあるパンがたくさん並んでいます。同じようなパンでも、使用する材料や配合、成形や製法も異なっている場合も。でもそれは基本がしっかりとあってこそできることなんです。
ヨーロッパの伝統的なパンや日本独自のパンなど、ベーシックなパンづくりを通して、製パン技術の土台となる基本を身につけていきます。