2021 09/09 ふだんの授業
より繊細に、より細部にまでこだわって仕上げる
洋菓子本科2年生でつくる実習製品は、常に『いま』を見据えて新たなものを取り込んでいくよう心がけています。
パティスリーは年々進化を遂げています。トップレベルの現場でも通用する技術をしっかりと学んでいくために、応用編となる2年生でつくる製品も先生方が毎年見直しを図っているんですよ。
今回の実習でつくっていたのは、フランス菓子のタルト・タタンのタルト部分をサクサクのフィユタージュに変えて、デコレーションも新たにしたものと、スイスの伝統菓子エンガディナーを小ぶりなパティスリーに進化させたアレンジメニューです。
本来のタルト・タタンは、キャラメリゼしたリンゴを敷き詰めた上からタルト生地をかぶせていきますが、今回のものはフィユタージュ生地から順番に積み上げていき、表面をキャラメリゼして、クリームをデコレーションして仕上げていきます。
実際に手を動かし、経験していかなければ、できるようにはなれません。逆に言えば、何度もチャレンジしていけば、必ずできるようになるんです。
より繊細に、より細部までこだわって、一つひとつの作業を丁寧に仕上げていきます!