今年もパン本科2年生たちが、小麦の収穫に行ってきました!
昼間部 パン本科では秋に畑で種蒔きをするところから、冬には麦踏みを行ない、約1年をかけてパンになるまでを学んでいく「小麦栽培」の授業を取り入れています。
6月なのに早くも真夏日となった先日、神奈川県・座間市にお借りしている小麦畑に行ってきました。畑を管理していただいている若菜さんの指導の下、立派に育ってくれた小麦たちをみんなで刈り取ってきました。
こんなにすくすくと育ってくれたんですよ。小麦の一粒一粒がぷりぷりっとしています!
暑い中、マスクをしての農作業はとっても大変でしたが、みんな持ち前のいつもの明るさでなんとか乗り切ってくれました。この自分たちの小麦でパンをつくることを想像したら...この大変な刈り取り作業も楽しくなってきますよね!
近年、国内産小麦を使用したパンづくりは業界内外で注目され、広く一般に普及されつつあります。こういった経験は近い将来パン職人となった時に、必ずや自分の財産となってくれるはずです。
さすがに全部を手作業で刈り取っていくのは厳しいので、途中からコンバインの力も借りて一日ですべて刈り取ってきました。
こういった大変な作業をして育ててくださっている農家の方々がいるからこそ、自分たちはパンづくりができるんですよね。当たり前といえば当たり前なのですが、改めてそのことを実感してくれていたら嬉しい限りです。
もう茶色くなっているとはいえ、今回刈り取ったばかりの小麦はまだ水分を多く含んでいるため、すぐに製粉することはできません。秋口くらいまでしっかりと時間をかけて乾燥させてから製粉して、授業の中でさまざまなパンづくりに使用していく予定です。
例年、食パンや菓子パン、クロワッサンなど、ベーシックな製品づくりから行ない、これまで使用してきた小麦粉との違いを確認しながら、さまざまなパンに応用していきます。
今年はどんなパンができるのか、今から楽しみ過ぎて待ちきれません!
麦踏みの際に小麦畑のそばに植えさせてもらったジャガイモも立派に育ってくれていたので、今回一緒に収穫してきました。このジャガイモもパンづくりに使用させてもらいましょうね。