2021 04/09 ふだんの授業
パティシエになるための第一歩「スポンジ生地」
入学してまだ一週間ですが、洋菓子本科1年生でも実習がはじまっています!
まずはパティシエになるための第一歩、洋菓子の基本技術である生地づくりから始めていきます。7号の型で共立てスポンジを一人一台、しっかりと生地の状態を確認してもらうために、敢えてミキサーは使わずに手で泡立ててつくっていきます。
ちょっと大変ですが、手から伝わる生地の重さやツヤ、ボリューム、タイミングなど、それらの感覚を身体で覚えていくことが大切なんです。その変化をしっかりと理解してからじゃないと、ミキサーをどこまで回せばいいのかがわかりませんよね。
卵を泡立てた時にしっかりと気泡が含まれているか、生地の比重を量って確認したり、小麦粉に対して他の材料の割合が変わると、出来上がりにどんな違いがでてくるかなど、ちょっと実験的なこともしているんですよ。
それもこれもすべて学校だからこそ。自分の好みの食感や味を出すにはどうすればよいのか、さまざまなバリエーションを実際につくって学んでいきます。