パンをより専門的に学んでいくパン本科2年生。2年生になってから実習を進めていくグループは1年生の時と変わっていますが、クラスメイトとのチームワークはすでにバッチリです!
パン職人として活躍していくためには、一人ずつの技術や知識ももちろん大切。でも、仕事としてパンをつくっていく上では、まわりとしっかりとコミュニケーションをとって、連携を図りながら作業を進めていくことも大事なことなんです。
朝イチに一日のスケジュールを確認して、計量からミキシング、分割、丸め、成形といった作業をみんなで分担してテキパキとこなしていました。先生がなにか言わなくても、みんな自分たちで率先して動いてくれるようになってきています。
この日は、ブラックオリーブを練り込んだ「パン・オリーブ」とブリオッシュ生地にさくらんぼを合わせた「ブリオッシュ・スリーズ」、ハード系の「フロマージュ・ノア」の3種類の異なるパンを同時進行で進めていました。
パン生地はとってもデリケートなもの。温度や湿度、扱い方など、ほんの少しの条件の違いで、まったく違うものができあがってしまうこともあるくらい難しいものなんです。だから、パンづくりにはパンに対する愛情も大切なんですよ。
また、パン生地は一度人間が手を加えたら、発酵やベンチタイムなどの時間をとって休ませてあげます。その休ませる時間をうまく組み合わせて、複数の製品をつくっていく訓練もしているんですよ。
この日も3種類のパンだったため結構忙しそうでしたが、先生たちはみんなに教えたいパンがまだまだたくさんあるみたいですよ。
2年間の中で個々のスキルとともにチームワークも学びながら、パン職人のパンづくりを身につけていきます。国内で売られているパンの種類はもちろん、これから新しいパンもどんどん積極的に取り入れていきますので楽しみにしていてくださいね!