2021 03/05 ふだんの授業
春の訪れを感じる「桜餅」
先日の昼間部 和菓子本科1年生では、桜餅をつくっていました。
大きく分けると関東風のものと関西風のものに分かれますが、今回は関東風のアレンジ版。平鍋で焼き上げた生地で餡をやさしく包んでたたむようにして仕上げる「たたみ仕上げ」の桜餅です。
基本となる製品はもちろん、応用を加えた特長的なアレンジ方法についても実際につくって学んでいきます。
使用する平鍋の温度調節や生地の固さ調整、生地をすくうサジの使い方など、平鍋菓子をつくる上で必要となるポイントはさまざま。こういった経験値は何度も練習を重ねてつくることでしか、しっかりと身につけていくことができません。
一年を通じて季節ごとのお菓子やさまざまなアレンジ方法も学びつつ、和菓子づくりに欠かせない繊細な感覚を養っていきます。