2020 12/16 ふだんの授業
実習中の先生は現場監督です
「食パン」といっても、その種類はさまざまなバリエーションがあります。この日の夜間部パン専科1年生では、シナモンブレッドとセサミブレッドの2種類の食パン実習をしていました。
主食として食されるお馴染みの食パンを通して、生地づくりの基本や分割、成形、焼成といった基本技術をくり返し練習してしっかりと身につけていきます。
パンづくりはとってもデリケートなもの。焼き上がりにきれいな焼き色をつけるための卵液を塗るこの作業も、刷毛の使い方を少し間違えると出来上がりに大きく違いが出てきてしまいます。
食パンに関しては、もうこれまでにも何度もくり返し実習をしてきていますので、実習中は先生はまるで現場監督のような立場です。計量から焼成まで、すべての工程は学生たちが行なっていきます。
ただし、つくる工程の中で、学生自身が納得して次のステップへ進んでいけるように、先生は常にそばで、必要に応じて作業のペース配分やアドバイス、その日の製品に関する解説などを行なっていきます。
毎日同じクオリティの製品をつくり上げるのは、とっても難しいことですが、少しでもその差を少なくしていけるように、一つひとつの経験を大事に取り組んでいきましょう!